専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

みんなちがって、みんないい

2018年3月27日

 もうすぐひまわりぐみのお友だちが、専城乳児保育園から巣立っていきます。みんなは、短い間でしたが、人生の基礎となる一番大切な時期をこの保育園で過ごしました。そして、色んなことを体験して大きく成長しました。

 そして、ひまわりぐみの子ども達みんなが、その個性を輝かせています。お友だちの一人ひとりが、かけがえのない大切な存在です。まさに金子みすゞさんの“みんなちがって、みんないい”です。

 私たちの社会は、科学的合理主義という価値観のもとで判断や評価が下されています。そしてそれは、役に立つかどうかという利用価値につながっていきます。そこでは、何より経済的で生産性が高いことが重要視されます。

 この科学的合理主義というものは、この世でたった一度しか起こらないことは対象にしません。科学が対象とするのは、この世界で繰り返される現象です。

 その現象の法則性、論理そういうものを明らかにしていくものが科学というものです。たった一度しか起こらないような出来事は、科学では説明が不可能だということで除外してしまいます。

 しかし、役に立つものは大切にするけど、そうじゃないものは大切にしないといった科学的合理主義だけでしか物事が見られなくなってしまったら、私たちの人生は非常に薄っぺらなものになってしまうのではないでしょうか。

 私たちは、この世においてたった一度しか起こらないことをもっと大切にする必要があります。この「わたし」が、「わたし」としてこの世に生まれてきたということも、長い人類の歴史において後にも先にもない、たった一度の大変な出来事です。

 ヒトゲノムを初めて解読した筑波大学の村上和雄名誉教授が次の様なことを言われています。「あなたが生まれてきたということは、一億円の宝くじが百万回連続して当たるような凄いことなんですよ」と。

 そう、私が他の誰とも違う「わたし」として生まれてきたといことは、科学(人知)では推し量ることの出来ない不思議な不思議なことなのです。

 一人ひとりがみな、他の誰かとも全く違った“いのち”であるというその一回性に、「わたし」というものの尊さがあるのです。“みんなちがって、みんないい”ということです。

 ひまわりぐみのお友だちは、これからそれぞれに違った縁の中で人生を歩んでいきます。その中で、うれしいこと、楽しいこと、悲しいこと、辛いことなど様々な出来事を経験しながら、多くの人々と巡り遇っていくことでしょう。その一つ一つがあなたを大きく成長させる糧となるのです。

 ひまわりぐみのお友だちは、無限の可能性を秘めています。どうぞ新しい環境のなかでも、自分の個性を伸び伸びと輝かせ、さらに大きく成長していってほしいと願っています。

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