専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

季節を感じよう

2018年9月8日

 九月に入り、残暑の中にも朝晩はずいぶんと過ごしやすくなり、秋の虫たちの美しい鳴き声も聞こえる様になってきました。毎日少しずつ季節が移ってきていることを肌で感じます。

 先日、中学受験専門のプロ家庭教師集団「名門指導会」の代表をされている西村則康さんという方の興味深い記事を目にしました。それは、「タワーマンションの上層階に暮らす子供は、成績が伸びにくい」という記事でした。

 これは、西村さんの長年にわたる経験からくる実感だそうです。もともとタワーマンションの上層階のつくりや間取りは、都会を楽しむ大人向けにできているので、子供が伸び伸びとすごせる場所とは言い難い、その住空間が影響しているのだそうです。

 例えば、上層階になると危険を防ぐために、タワーマンションの窓はわずかしか開けることができません。そのため部屋は年中エアコンで温度調整をすることになります。

 窓が開かない家は、自然の風を感じることができないし、鳥のさえずりも聞くことができない。タワー上層階の暮らしは、子供を人間らしい当たり前の暮らしから遠ざけてしまうそれが問題なのだそうです。

 また、エアコンによる人工的な室温も身体にダメージを与えるのだそうです。人間は変化のない空間にずっといると、身体感覚が育たないのだそうで、暑かったり寒かったりといった肌感覚がなく、足裏の感覚も常に一定だと、身体に刺激が少ないため身体感覚が鈍る。

 そして、その結果いろいろなことに興味を示さなくなるのだそうです。いつも快適な温度の中にいる子どもは、外に出ることを面倒くさがる傾向があるそうです。

 小学生の学習には、イメージが不可欠で、子供は自分が体験したことや見たものでないとイメージできません。イメージができないと頭の中に知識が入りにくいし、そもそも問題を理解できないこともあり、だから、実体験の乏しい子は、成績が伸びにくいのだそうです。

 西村さんによると、小学校で学ぶ勉強も、中学受験の勉強も、学びの根底にあるのは「自然」と「生活」なのだそうです。小学生の学びにそこが欠けていると伸び悩む。成績の伸び悩みは、子供自身の能力よりも環境によるところが大きいといわれていました。

 この記事から、子どもの成長には、日常の生活の中で自然や季節を感じながら五感を刺激されることが大切なのだということを改めて学びました。

 専城乳児保育園のお友だちは、日々の生活の中で運動場や境内の四季折々の色んな植物や花々、昆虫や小動物を通して五感を刺激され、からだ全体で季節を感じています。

このページの一番上へ