専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

成長

2019年7月8日

 先日、東京オリンピックのチケット抽選の当選結果が出たということをニュースで報道していました。本番のオリンピックでは、日本代表選手の皆さんの頑張りで何個金メダルを獲ってくれるか、今から楽しみです。その金メダルを獲った時に表彰台で流れるのが、「君が代」です。

 「君が代」は、その元歌は平安時代の歌集「古今和歌集」に載っている歌で、もともとは相手の長寿をことほぐ、年賀の祝い歌だったそうです。それがやがて、年賀に関係なくおめでたい歌として広く一般に親しまれていき、明治に入ってからは、外交儀礼上の必要性から対外向けの国歌として君が代が選ばれたそうです。(世界一歌詞が短い国歌としてギネスブックにも記載されているそうです)

 その君が代ですが、前々から歌詞でよく意味が理解出来ない箇所がありました。「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」(小さな石が大きな石となり、その石に苔がつくまで)という部分なのですが、最近読んだ本で長年の疑問が解けました。

 それは、古代の日本人は、石というものを成長するものと考えていたそうなのです。もちろん古代でも石が成長するところを観た人はいなかったでしょうが、古代の日本人はそれを、石の成長スピードは物凄く遅いので、短い人間のスパンでは捉えることが出来ないからだと考えたのだそうです。

 ですから、「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」と言う歌詞は、石が成長するという古代の常識が前提となった、「信じられないくらい長い年月、時間」を意味する表現だったのです。

 考えてみれば、物凄くスピードが遅いのでその成長に気が付けない石と正反対の存在が、乳幼児期の子どもです。この時期の子どもは、目まぐるしい勢いで発育しています。常に発育(成長、発達)していることこそが、子どもというものの特徴です。(成長は身体の量的な増大のことで、発達は機能的な成熟を意味しています)

 発育は連続的ですが、一定のスピードで進むのではなく、新生児期が一番その発育速度が速いのです。園でも子ども達は、日々新しい顔を見せてくれています。

 専城乳児保育園では、その子の今の発達の段階を的確に捉えながら、子どものもつ能力を最大限に発揮できるように働きかけ、その子の育ちの道筋を一緒に作っていけるような保育を心掛けています。

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