専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

おじいちゃん、おばあちゃん

2019年9月30日

 昔は、三世代同居の家も珍しくありませんでしたが、今では、価値観の多様化や、生活様式の変化、社会環境の変化等の影響で、子育て世代はほぼ核家族という状況です。

 就職等で家族が全国に散らばっているケースも多いので、年に数回しかお孫さんに会えないおじいちゃん、おばあちゃんもざらにおられます。

 非常に残念な状況ですが、子育てにおいて、おじいちゃん、おばあちゃんは、大変有り難い存在です。

 子育てについてアドバイスを貰ったり、子どもが急病になった時、親が仕事を休めない場合など、代わりに看病してくれたり、近くに在住の場合は、代わりに園のお迎えをしてくれたりと、様々な形で子育てのサポートをしてくれます。

 子どもにとっても、いい影響を与えてくれます。NPO法人孫育て・ニッポン理事長のぼうだあきこさんは、「親以外にも愛情とぬくもりを与えてくれる存在がいるという事実は、子どもの情緒を安定させ、自己肯定感を育んでくれます」といわれています。

 その他にもイギリスのある哲学者が、この様なニュアンスのことを言っていました。「文化というものは、親から子という形では伝わらない。社会を生きる方法、ルールなどは親から子という形で教えることが出来るが、文化というものは、お爺さんやお婆さんから孫という形でしか伝わらないのだ」と。

 千葉大学の廣井良典先生によると、もともと子どもと老人は、労働から解放されている点で、そして、その生活の中心が遊び(趣味)となっている点で非常に近い存在なのだそうです。

 この様に似た存在である老人と子どもが生活を共にし、常日頃から濃密な接触をしていく中で、自然と先人が大事にしてきたものが子どもへと伝わっていったのでしょう。

 さらに、子育てに関わる事が、おじいちゃん、おばあちゃん自身にもいい影響を与えるそうなのです。これまでの諸研究によると、育児に関与した祖父母は、人生における大きな意味を持つため、他の退職者よりも死亡リスクが大幅に低下し、長生きの傾向があるそうです。

 また、子供と関わることで認知力を向上させる効果があるともいわれているそうです。

 子どもはわたしたちの未来です。お母さん、お父さんだけが、過度な負担を背負うことなく、周りの大人たちみんなで大切に育てていくことで、子どもは、心身共に健やかに成長していきます。

 専城乳児保育園では、そんな子育てのお手伝いを少しでも出来たらと思っています。

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