専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

自由に遊ぶ

2019年10月21日

 先日、長門市のお寺で月一回「子ども食堂」を開催している住職さんにお話を聞く機会がありました。最初、やっても10人も来ないだろうなと思っていたら、毎回、子ども達がたくさん来てくれる。それで、なぜ「子ども食堂」にたくさん来るのかアンケートをとったら、一番多かった答えは「楽しいから」。(「ごはんが食べられるから」と答えた子はいなかったそうです)。

 「子ども食堂」の開催時間は、16:30から19:00までですが、食事は5分、10分で食べ終わるそうです。その後子ども達は、時間までひたすら遊ぶのだそうです。名前も知らない、学校も学年違う。でもとなりに座ったらもう友だち。かくれんぼやおにごっこ、けん玉やトランプなど、本堂や境内でそれぞれ思い思いに様々な遊びを自由に思いっきり遊ぶそうです。「お寺に来たら自由に遊べる。だから楽しい」。その住職さんは、子ども達に自由に遊ばせる。それが今のこども達に失われているものだと言われていました。

 実は、子どもの発育にとってこの「自由」はとても大切なものと言われています。一般的に、「幼児の頭の中は白紙のようなものなので、この時期により多くの知識を与えることが大切だ」と考える親御さんは多いと思います。

 しかし、イタリアの教育者、キアラ・スパジアリ先生は、「幼児の頭は決して白紙ではなく、無限に知識を詰め込む入れ物ではない」と主張されています。それよりも重要視するのは、「自由」なのだそうです。

 決める自由や動く自由を与えられることによって、子供は好きなものを使い、脳をフルに活用しながら自由に遊び、それを通して知識を深めることができるのだそうです。このときに特別な専門的知識や技術を教える必要はありません。

 また、 既製の玩具を使って遊ぶより、定規とペンを使って何かを作るほうがずっと子どもの脳と想像力を刺激します。大人の役目は、ただ子供たちが自由に遊び学べるよう、彼らの安全を確保することだけなのだそうです。

 子ども達にとって「自由に遊ぶ」ことがいかに大切なことかを改めて実感させて頂いた住職さんのお話しでした。

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