専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

楽しい給食

2020年10月1日

 食欲の秋、子ども達は、園で毎日美味しそうに給食をモリモリ食べています。園では、栄養士の立てたバランスのとれた献立(北九州市の統一献立)をもとに、調理の先生が、新鮮な食材を使って愛情込めて、子ども達の為に美味しい給食を作っています。もちろん、食中毒防止など、衛生面には細心の注意をはらっています。

 給食試食会でも、保護者の皆さんから「美味しいですね」とお褒めの言葉をよくいただきます。子ども達にとって給食は、園での生活の中でも大きな楽しみの一つです。

 食事というものは、単に栄養素を補給するというものではありません。それは、家族やお友達、身近な人々などとコミュニケーションを図る絶好の機会でもあるのです。楽しい食事は、心の栄養補給もしてくれます。

 大阪の淀川キリスト教ホスピス・こどもホスピス病院では、末期がんの患者さんの為に週に一度、患者さんが希望する「リクエスト食」を作ってくれるそうです。一見そう豪華でもない、ありふれたメニューですが、一人一人にとっては、これまでの人生と深く繋がっている最高の「ご馳走」なのだそうです。

 リクエスト食を作るにあたって、病院の管理栄養士・大谷幸子さんは、患者さんに丁寧に好きなメニューの聞き取りをされるそうです。

 「食事の記憶は患者さんには映像として浮かんでいるような気がするんです。死を意識したとき、人には人生が走馬灯のように思い出されるといいますが、美味しいご飯は、きっと幸せな記憶を呼び起こしてくれますよね。一瞬でもその幸せな風景に浸れるような時間が患者さんに訪れたらいいな」

 と、大谷さんはその思いを語っておられます。

 リクエスト食を取材したライターの青山ゆみこさんは、「御馳走とはかけがえのない時間の経験だ」と言われています。

 「食べることは、栄養摂取の作業ではない。また、たとえどんなに質素なおかずであっても、そこに思いの込められた食事は、その人にとって大切な時間で、それは御馳走なのだ」と。

 大切な人や家族と語らいながら共にする食事は、かけがえのない“時”の経験であり、それが御馳走なのだというのです。

 専城乳児保育園でも、子ども達に給食を楽しんでもらうために、ビュッフェ形式で食べたり、時には園長先生と一緒にたべたり、気候のいい時期やお花のきれいな季節にはお外でおやつを食べたりと色々と工夫を凝らしています。

 そして、園でのたのしい給食体験をできるだけ多くさせてあげたいと思っています。そのことが、子ども達の食への興味や園での幸せな記憶に繋がっていくと思っています。

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