専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

赤ちゃんのコミュニケーション

2021年6月14日

 最近こんな言葉に出会いました。

「一人でいると孤独感

 二人でいると劣等感

 三人でいると疎外感」

 この言葉は、人とのコミュニケーションが上手く取りづらい、現代人の生きづらさを抱えた姿を表しているように感じます。

自分の気持ちを誤解なく相手に伝えることは難しいものです。自由に言葉が操れる大人でもそうなのですから、言葉が喋れない赤ちゃんならなおさらです。

 赤ちゃんのコミュニケーションツールの一番は、「泣く」ことです。赤ちゃんがなぜ泣いているか理由がわからず困ったということは、子育てをした人なら誰でも必ず経験したことがあるでしょう。

 赤ちゃんが泣く原因は、月齢とともに変化していきます。生まれてから3か月ぐらいまでは、お腹がすいたり、暑かったり、寒かったりなど不快を訴えている場合がほとんどです。

 なお、この時期には不快を訴える泣きの他に、子育ての仕方によらず何をやっても泣きやまない理解困難な泣き(これをパープルクライングと言う)も見受けられますが、月齢が進めは、このパープルクライングは自然と収まることが解っています。

 生後3か月以降になると、眠気を訴えたり、寂しいなど感情を表現する泣きも少しずつみられてくるようになります。

 さらに月齢がすすむと、人の顔をはっきりと区別できるようになってくるので、人見知り泣きや後追い泣きなど感情を表現する泣きがグッと増えてきます。

 赤ちゃんが泣いているとき、無理に泣き止ませる必要はありません。抱っこして優しく声掛けして親子のコミュニケーションを取ってください。

 もちろん、いつもと違う、大きな声や甲高い声で泣いている場合は別です。熱や下痢、嘔吐など他に症状がないか確認して、おかしいと思ったらお医者さんに診てもらって下さい。

 外出時、公共の場などでは、他人の眼が気になって早く泣き止ませないととお母さんやお父さんが焦ってしまうと思いますが、心配ありません。周りの人の中には子育てをした経験をした人や、自分自身が子育ての経験がなくても、身近に赤ちゃんと接したことのある人が沢山います。

 「赤ちゃんとは泣くものだ」と案外気にしなかったり、「自分もそうだったなあ、お母さん大変だなあ」と心配してくれる人がほとんどです。

 それよりも絶対にしてはいけないのが、無理に泣き止ませようと激しく赤ちゃんを揺さぶることです。赤ちゃんは首の筋肉が未発達なため、激しく揺さぶられると脳が衝撃を受けやすく、脳の損傷により障害を負ったり、場合によっては命を落とすことさえあります。(乳幼児揺さぶられ症候群)

 泣くことは赤ちゃんの大切なコミュニケーションです。周りの大人は余裕をもって受け止め、みんなで大事に育てていきたいものです。

このページの一番上へ