専城乳児保育園 ~子ども達の「今の気持ち」と「今の発達」に寄り添う優しさを大切にしています。~

理念ブログ

しっかりと睡眠をとりましょう

2022年7月31日

 連日、うだるような暑さが続いています。こういう時期は、熱中症対策とともに睡眠不足にも気を付けたいですね。

 これまでの研究によって、睡眠不足は心臓病や脳卒中、糖尿病のリスクを高めたり、免疫システムの低下など、身体的な悪影響のみならず、メンタルヘルスまで悪化させるなど、心身の健康を害する要因となりうることが解っています。

 大人でも多大な影響があるのですから、物凄いスピードで心身(特に脳)が発育・発達している乳幼児期の子どもにとって、睡眠不足の影響はもっと深刻です。

 実際、睡眠不足の赤ちゃんは、指さしや喃語が少ない、5歳児は三角形が書けなかったり、社会性・情緒の問題が出てくるなどの健康被害も報告されているそうです。

 東北大学の川島隆太教授の研究によると、睡眠時間の短い子どもほど脳の「海馬」の体積が小さく、脳の発達を遅らせ、言語発達、集中力、情動面の問題や多動のリスクを高める恐れがあるそうです。

 そもそも、現代人の睡眠習慣・環境自体が、人間の進化の過程からみて特異なのだそうです。ある研究者によると、その特異な状態をもたらした原因こそが、130年前の「電球の発明」なのだそうです。

 もともと人間の体内時計は日の出、日の入りを基準として設計されていますが、電球の登場によって、このサイクルが破壊され、より遅くまで起きることとより早く起きることを人間に強いることになったというのです。

 それによって、人間が持っている自然なサイクルでの質の良い睡眠が困難になっているのだそうです。

 質の良い睡眠を取るためには、毎日決まった時間に起床し、太陽の光を充分に浴び、日中の活動量を増やす。

 夜は、ベッドに入る1時間前にはスマートフォンなどのブルーライトを見ないようにし、静かな空間で、エアコン等で室温を最適に保ち、部屋を真っ黒にして眠る(眠りを助けて昼間の疲労感を防ぐ効能を持ち、免疫系にも良い効果を与えるメラトニンの生成がわずかな光でさえ乱される為)のがよいそうです。

 その他、子どもには、寝る前の絵本の読み聞かせがお勧めです。

 アメリカの研究機関によると、子どもの理想的な睡眠時間は、月齢4か月~12か月の赤ちゃんは、1日12時間~16時間。1~2歳児は、1日11時間~14時間。3~5歳児は、1日10時間~13時間といわれています。

 まだまだ酷暑が続きます。お子さんの健やかな育ちの為にも、ご家庭でも毎日の生活のリズムを整え、早寝早起きを心がけてしっかりと睡眠をとりましょう。

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